voices of cats 猫の声

神奈川県の愛川町に外猫のための診療所を始めました。

猫ちゃんのストレスを少なくするために

外猫の避妊去勢手術のハードルが高いとお考えの方は、多くいらっしゃいます。その原因の一つにには、手術予約をしてもその日に捕まえられるかどうかがわからないことです。当診療所では、原則予約制ですが依頼者様との事前の打ち合わせがあれば、捕獲できたその日か、翌日には手術が可能です。もちろん多くの手術が既に入っていれば出来ないこともあります。但しこのような場合は事前の打ち合わせにより、ある程度避けられます。当診療所において、依頼者様へ知っていただき、お願いしたいポイントを示しますので、ご検討されている方はご相談下さい。
①当日手術可能かどうかは食餌を何時、どの位食べたかによります。わかる限りお知らせください。食べた後に捕獲した場合は、翌日の手術となります。
②捕獲器やキャリーケースなどに入ることは、猫にとって不慣れな環境によるストレスでしかありません。排尿が出来ずに膀胱がパンパンになっている猫がほとんどです。特に雄猫の場合は、排尿困難になるような詰まりを生じることがあります。麻酔により、雌猫では手術前に圧迫して排尿、雄猫では手術前、あるいは手術直後に排尿させることで腎臓への負担を軽減させます。※雌猫では排尿させることで、術野を確保するという目的もあります。
③手術後、しっかり麻酔から覚めさせせるため、一定時間はリターンさせません。一方必要以上に捕獲器等に入れておくことは②で指摘したとおり排尿困難を生じさせてしまいます。お仕事等でお迎えまでに時間がかかる場合は必ず事前に打ち合わせを行うようお願いします。
以上となります。